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メグちゃんの誕生日 | 2005.04.29 |
4月29日(金)が、メグちゃんの30歳の誕生日。 少しさかのぼったところから俺のプレゼント大作戦の経過を書く事にします。 4月23日(土) PM3:00 ------------------------------- 丸ビルで、とてもとてもかわいい服を見つけた。 ピンクのチュニック?っぽい服だ。 一度通りすがった後も気になって、再び二人で見に行く。 「やっぱりこの服、かわいい」 メグちゃんも相当気に入った様だ。 結構な金額するし、最近いろいろと購入した後でもあったので、 とりあえずこの場は 「かわいいけど、また今度にしよっか」と言った。 しかし、心の中で、そっとつぶやく。 「今度の誕生日プレゼントはこの服にしよう」 そして、このとき、 俺の中で、サプライズプレゼント計画は発令されたのだった。 メグちゃんの誕生日まで、あと6日。 4月26日(火) PM6:15 ------------------------------- 定時で会社を出て、丸ビルに寄った。 メグちゃんには内緒で、こないだの洋服を買いに来たのだ。 ちゃんと今日、 メグちゃんにはビックカメラに寄って帰ると伝えてあるし、 実際に注文しているものを受け取るために寄るつもりだった。 アリバイ対策は万全だ。 バレずに遂行しなくては意味が無い。 昨日の今日だ。まだ服はあるだろうと思っていた。 しかしディスプレイも若干変わって、先日見た服は飾られていない。 いやよく見ると、色違いのグリーンがかかっていた。 違うけど、ま、いいや。 近くの店員に声をかける。 「これのピンクのタイプのはありますか?」 「ごめんなさい。昨日売り切れてしまいました。あの服、人気なんですよねー」 と無情にも店員に売り切れを告げられてしまった。 なぬ!? い、いきなり計画くずれだ・・・。 しかし、今さら他のプレゼントなんて考えられない。 もうあれに決めたのだ。変えられない! 取り寄せには、在庫の関係もあるけど、通常1週間くらいかかるとの事。 それじゃあ、間に合わなーい!!! 彼女の誕生日が3日後に迫っていると逼迫した事態を説明し、 他の店舗の在庫をあたってみてもらえることに。 運良くあれば、2日くらいで到着する事は可能だとのこと。 それにかけるしかない! 連絡してもらっている間、ショップ内で待つことに。 しかし、ここは完全に女性の服のショップだ。 ましてや、丸ビルの仕事帰りのキレイ目なOLさん達がいっぱい集まる場所でもある。 男性一人で待つにはかなり難しい場所。 はじめの間こそ店内で服をちらちら見たり、ディスプレイをのぞき込んだり、 少し動いては見たもののそのうち、見るものもなくなった。 そして、待つこと30分。 「見つかりました!! 明後日には届きます」 ・・・ふ、ふぅ。よかった。 メグちゃんの誕生日まで、あと3日。 4月28日(木) PM7:00 ------------------------------- 昼間、ショップから服が無事入荷できたと連絡があった。 これから丸ビルに寄って、服を受け取って帰るのだ。 どこにも寄らず、まっすぐそのショップに向かった。 当然だ。今日は、どこにも寄るとは言っていない。 ビックカメラは使ったばかりで、もう寄って帰るところなんてない。 あんまり遅くなると、気付かれるかもしれない。不安に思うかもしれない。 急がなければ!! 駅間の通常歩くところは、全て走って行った。 ショップの店員さんは、皆、俺のことを覚えていてくれた。 ラッピングしてもらっている間も 「彼女の誕生日に間に合ってよかったです。いい彼氏さんですね!」 こういう声をかけられるだけで嬉しくなってしまう。いい店だ。 リボンの色は、赤でお願いした。 なんとか間に合ったプレゼントを手に意気揚々と帰る。心が弾んだ。 メグちゃんの誕生日まで、あと5時間。 4月28日(木) PM8:30 ------------------------------- 最寄り駅に着いた。 しかし、このまま、普通に帰っては 当然、プレゼントの洋服を持っていることがすぐバレてしまう。 なので、以前から考えていた作戦でいくことにする。 まずは、誕生日の前日ということもあるので、 手ぶらでそのまま帰るよりも、何か手土産があった方がいい。 ダミーのプレゼントとして、選んだのがコラーゲン10000のドリンクだ。 これなら、今は小遣いをもらっていない俺でもすんなり買える。 家に着いたら、まず、表玄関ノブに服の入った袋だけをかける。 これでドアを開けても内側からは死角になるため決して見えることはない。 そして、いつものように家の前で電話をする。 メグちゃんがドアを開けてくれたら、 コラーゲン10000のドリンクだけを持って、何事もないように普通に家に入る。 よし成功だ。服のことはバレてない。 ダミーのプレゼントも喜んでもらえた。 帰ってすぐだけど、娘のミウの寝る時間が迫っている。 このまま寝かしつける前に、お風呂に入れなくてはならない。 普段は俺が入れているミウのお風呂をメグちゃんに入れてもらうように提案。 「20代最後の日にミウをお風呂に入れたなんて、思い出になるから」と。 実際にそう思って言ったのだけども、実はそれ以外にも狙いがあった。 メグちゃんが、ミウをお風呂に入れている間に 俺は、そっと玄関の服をとり、ウォークインクローゼットの中に移動させたのだ。 こうして、メグちゃんに気付かれることなく、 プレゼントの洋服を家の中に入れることに成功! すべて計画通りだ!! メグちゃんの誕生日まで、あと3時間。 4月28日(木) PM11:00 ------------------------------- ゴハンも食べ終わり、ミウの寝かしつけもうまくいった。 いよいよ渡す時間だ。 誕生日の1時間前に渡したかった。 30歳の誕生日プレゼントだけど、20代のうちに渡したかったからだ。 俺は、そっとクローゼットの奥に行き、 プレゼントの洋服をメグちゃんに渡した。 メグちゃんは、驚いている。 いや、ものすっっごく驚いている!! それは、そうだ。 メグちゃんは、専業主婦だからずっと家にいる。 なのに、家の奥から、プレゼントがでてきたのだから。 しかもこないだ欲しがってたかわいい服だ。 俺には、そんなお金も渡していない、と思っている。 実際に、俺の毎月の小遣いは今のところ0円だ。もらっていない。 今回の服だって、いざってときのへそくりだ。 しかし、へそくりは、こういうときにこそ使うべきだとずっと考えていた。 かなり驚かせて、そして。かなり喜んでもらえたようだ。 やったぞ。ふっふっふ。 こうして、無事、俺のサプライズプレゼントは大成功に終わった。 メグちゃん、30歳の誕生日おめでとう。 |
結婚記念日 | 2005.04.03 |
それは、幼い幼い小鳥。 前に飛ぶ事もできず、親鳥からは離れられない。 つい遠出をして、過ってコヨーテにやられたりしないように。 近くにいる赤いキツネさんや灰色オオカミなら平気なのに。 たとえ、帰り道に迷っても シマリスはいつだって深い深いこの森を案内してくれるよ。 みんなが集まる切り株はココだよ、って。 ハチミツをこっそり舐めちゃういたずらピグレットも 会議資料をかかさない新入りしまじろうもみんな待ってるんだ。 桜満開のこの木の下で。 だから、 射し込む春の穏やかな朝の光に導かれるまま、 木々にしるしをつけて迷わぬよう、のんびりのんびり進もう。 まだまだ森の会議に出れない美しい羽をもった小鳥たちへ。 そんな今日は結婚記念日。 来年は、インターコンチとか泊まったりしようね。 今年もいっぱい楽しい一年にしよう。 |
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